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2025.06.11
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※この記事は、プロスパイア法律事務所 光股知裕弁護士が監修しています。

弁護士特約は、交通事故だけでなく、日常生活のトラブルや家族の問題にも対応できる心強い備えです。正しく理解しておくことで、万が一のときも費用負担や精神的なストレスを大幅に減らすことができます。この記事では、弁護士特約とは何かをわかりやすく解説するとともに、実際に役立つ使い方や注意すべきポイントについて詳しく紹介していきます。

弁護士特約はどのような制度であり、どういったメリットがあるのでしょうか。弁護士特約の基本から補償内容を解説します。
弁護士特約とは、自動車保険などに付帯できる特約で、法的トラブルが発生した際の弁護士費用を補償してもらえるという内容です。事故や紛争が発生した際、当事者間だけで解決するのは時間もかかるうえ、冷静な話し合いができず話がこじれるケースも多々あります。
トラブルの解決を弁護士に依頼したいと考える方も多いですが、弁護士への依頼にはお金がかかります。「トラブルは解決したいけど十分なお金はないし…」といった理由で困っている人が弁護士を頼れない、という状況を解決すべく、弁護士特約では弁護士への依頼に際して発生する相談費用や交渉費用を、保険会社が一定の条件で負担してくれます。
また、弁護士特約は保険契約時に特約として追加できる場合が多いので、万が一事故に遭ってしまった場合に「あの時契約しておけばよかった…」と後悔することも避けられます。弁護士特約は、いざというときに弁護士に頼りやすくなるというのが大きなメリットです。
知らずに保険に付いていた、ってことも多いホ!
弁護士特約は自動車事故だけに限らず、日常生活でのトラブルにも活用できることがあります。たとえば、自転車事故や歩行中の接触事故、さらには近隣トラブルや物損被害による損害賠償の請求などにも対応できる場合があります。契約内容によって適用範囲が異なるため、どこまで補償されるかはご自身の契約書を確認してみてください。
弁護士特約の保険料は月数百円程度と手頃で、多くの保険会社がオプションとして提供しています。自動車保険に契約する際、契約者自身で特約の有無を選ぶ形が一般的です。加入を希望する場合は、保険会社へ連絡し手続きを進めましょう。

事故やトラブル時に、弁護士特約がどのように役立つのか具体例を紹介します。
自動車事故で被害者になった場合、相手方との示談交渉や損害賠償の請求が必要になります。弁護士特約を利用し弁護士をつけることができれば、素人にはなかなか難しい示談交渉も弁護士に任せることができ、精神的な負担を大幅に軽減できます。また、法律の専門家が間に入ることで、公平な解決も期待できるでしょう。
弁護士特約は、自動車事故に限らず、日常生活のさまざまなトラブルにも対応できます。たとえば、子どもが他人の持ち物を壊したり、ペットが通行人にけがをさせたりした場合など、損害賠償を請求されるケースで活用できます。弁護士への相談や対応を依頼する際の費用が補償されるため、トラブル発生時も冷静に対処しやすくなります。
弁護士費用を気にして相談できない…ってことを避けられるホ!
弁護士特約は契約者本人だけでなく、配偶者や同居している家族、さらには同乗者にも適用されるケースがあります。たとえば家族が運転中に事故に巻き込まれたり、同乗者がけがをした場合でも、弁護士への相談費用や示談交渉の費用を補償できる可能性があります。対象範囲は契約内容により異なるため、ご自身の契約内容を確認しましょう。
交通事故やトラブルの相手方に重大な過失がある場合、損害賠償だけでなく、弁護士費用も請求できるケースがあります。弁護士特約を活用すれば、自身の費用負担を軽減しつつ、相手への正当な請求手続きを進めることが可能です。被害者としての立場を守るうえでも、専門家の力を借りる意義は大きく、より有利な結果につながる可能性があります。

弁護士特約は、交通事故以外の日常生活でのトラブルシーンでも活用できます。弁護士特約の意外な使用例を解説します。
弁護士特約は、自転車を運転中に起こる事故や、歩行中に巻き込まれるトラブルでも活用できることがあります。たとえば、信号無視の車両と接触してけがを負った、自転車で他人と接触して相手から損害賠償を請求されたといったケースで、弁護士に相談し交渉を任せる費用が補償される可能性があります。ただし、自動車以外での事故も補償の対象になるかどうかは契約内容により異なるため、事前に確認しましょう。
日常生活でペットが原因となるトラブルも、弁護士特約の対象になる場合があります。たとえば、飼っている犬が散歩中に通行人に噛みついてけがをさせた、飼っている猫が隣家のベランダに入り込み物を壊してしまったなどのケースでは、被害者から損害賠償請求を受ける可能性があります。
そうしたとき、弁護士への相談や対応依頼にかかる費用を特約で補償できれば、トラブル発生時も冷静かつ円滑に手続きを進められるでしょう。
ペットを飼っている人にはありがたいポイントだホ!
弁護士特約は、賃貸住宅におけるトラブルや隣人との紛争にも活用できる場合があります。たとえば、退去時の原状回復費用に納得できない、上階の騒音に悩まされ注意した結果トラブルになったなど、日常生活に潜む法的問題の解決にも利用できる場合があります。
弁護士に相談し交渉を依頼する際の費用が補償されることで、精神的な負担を軽減し、法的に正しい対処が取りやすくなります。

弁護士特約が家族や同乗者にどこまで適用されるかを確認しましょう。
弁護士特約は、契約者本人だけでなく家族にも適用されることが多く、補償範囲がどの人物まで及ぶかどうかの確認は重要です。一般的には、配偶者や同居している親族、別居中であっても未婚の子どもが対象となる場合があります。
基本的には保険証券に記載された記名被保険者の範囲が基準となるため、誰までが対象となるかを契約時にしっかり確認しておくことで、いざというときの安心につながります。
弁護士特約は、別居している家族にも適用される場合がありますが、対象となるのは主に未婚の子どもです。進学や就職で親元を離れているが、婚姻していない子どもであれば、契約内容によっては補償対象となります。ただし、すべての保険が同様ではないため、補償の範囲や条件は事前に保険会社や契約内容を確認しておきましょう。
補償範囲を確認しておくといざというときの助けになるホ!
弁護士特約を家族が利用する場合には、保険契約者本人が利用する時とは異なる手続きが必要になることがあります。また、家族が対象に含まれているか、どのような条件で補償されるかを事前に契約内容で確認しておくことで、トラブル時にスムーズに特約を利用できます。

万が一に備えて持っておくと安心な弁護士特約ですが、実は利用する際に見落としがちな落とし穴や対象外となるケースもあります。
弁護士特約は便利な制度ですが、すべてのケースに適用されるわけではありません。たとえば、契約者自身に重大な過失がある場合や、刑事事件に関する弁護、家族間の争いなどは補償の対象外となるケースが多くみられます。また、事前に保険会社へ連絡せずに弁護士へ依頼した場合も、補償が認められない場合があるため、利用前には適用条件や対象外となる事例を確認しておきましょう。
弁護士特約を利用する際は、事故やトラブルが発生した段階で、できるだけ早く保険会社に相談することが大切です。早めに連絡することは、今後の対応の流れや必要書類、利用条件などもあわせて確認でき、スムーズな解決にもつながります。慌てず落ち着いて正しい手順を踏んで手続きを進めましょう。
弁護士特約は、保険商品によっては契約時に自動的に付帯されている場合と、契約者がオプションとして追加する必要がある場合があります。自動付帯と思い込んでいて実は未加入だったというケースもあるため、加入時や更新時には補償の有無を確認しましょう。
また、特約ごとに補償内容や限度額が異なるため、自分の生活スタイルやリスクに応じて、随時最適な補償を選ぶことを心がけましょう。

弁護士特約の要点を振り返り、加入検討の参考になる情報を整理します。
万一のトラブルに備えて、弁護士特約の有無を確認し、必要であれば早めに加入することが重要です。すでに加入している保険の補償範囲を見直し、自分や家族が補償対象に含まれているかをチェックしましょう。また、利用条件や補償限度額、対象となる事例も把握しておけば、トラブル発生時に迷わず行動できます。平時から情報を整理しておくことが、冷静な対応につながります。
弁護士特約を選ぶ際は、補償内容や限度額、対象となる範囲をよく比較することが大切です。たとえば、家族が対象に含まれるか、日常生活のトラブルにも対応しているか、保険会社の対応が迅速かどうかなどを基準に検討しましょう。
また、保険料と補償のバランスが自分のライフスタイルに合っているかも重要です。複数の保険商品を比較することで、より自分に適した特約を選ぶことができます。
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