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2024.12.25
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【 目次 】
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05
法律トラブルを弁護士へ相談する方法としては、電話でのお問い合わせのほか、メールや専用フォームを使った問い合わせも便利でおすすめです。
しかし、弁護士にはたくさんメールが届くもの。あなたがせっかく作成したメールが、その他のメールの中に埋もれてしまうのはもったいないですよね。
弁護士にちゃんとメールを見てもらうためには、いくつかのコツを抑えるのがポイントです。本記事では、離婚問題を例として、弁護士へメール相談を行う際の文章の書き方を紹介しています。例文も載せているので、ぜひ活用してみてください。
相談メールを書く際は、あなたが一番困っていること・弁護士に相談したいと思っていることをひとつだけ選びましょう。
そもそも、弁護士への相談メールはあくまでも、弁護士のもとへ相談に行く前の申し込みという立ち位置です。
多くの事務所では、メールのやりとりだけで法律相談・依頼を承ることがなく、
①弁護士へメールで相談
②弁護士から、来所での打合せができる日程の返事が届く(オンラインでの相談を承っている事務所もあります)
③事務所に行って詳細を含めて相談をする
という流れが一般的です。
そのため、メールに長々と書くよりも、最初のメールではトラブルの概要と事実関係などを書くにとどめ、弁護士事務所へ相談に行った際に、より詳しい状況を説明するようにしましょう。
また、相談メールで感情的になるのはNGです。
相談したい内容によっては、腹が立って冷静ではいられないということももちろんあるでしょう。
しかし、以下の例を見てみてください。
▼弁護士への最初の相談メール
例1:夫の浮気・不貞行為が発覚したから離婚したいのに受け入れてくれない。しかも浮気相手との間に子どもまでいるらしい。私への裏切りに対して慰謝料も請求したい。あと、私と旦那の間にいる2歳になる子どものこれからの養育費もしっかり請求したい。そもそも私は結婚するときに旦那に専業主婦になってくれと言われたので仕事を辞めてこんなに尽くしていたのにこんな仕打ちひどいと思いませんか?しかも…
例2:夫の浮気・不貞行為が発覚したので離婚したいのですが、旦那がのらりくらりとかわして離婚に同意してくれません。離婚を強制的に執行していただくことはできますか。
浮気の証拠として以下をそろえています。…
自分が弁護士の立場だったら、【例2】のメールのほうが読みやすく、『何に困っているのか・弁護士に何をしてほしいのか』が理解しやすいですよね。
一度冷静になって、自分は何に困っていて、弁護士にどんな解決を求めているのかを整理することが重要です。
弁護士へ相談したい内容が整理できたら、早速メールを書いてみましょう。
なお、問い合わせをホームページの専用フォームから送信する場合は、入力時間切れにも注意が必要です。
メールの場合は下書き保存ができますが、問い合わせフォームの場合は、入力中にある一定の時間が経過すると、送信ボタンを押してもエラーとなり、再び最初から入力しなければならなくなることもあります。
文章を書くのが苦手な方や、育児中でゆっくり時間を取れない方などは、スマホのメモ帳に下書きし、完成した下書きをフォームにコピペして送信するのがおすすめです。
まずは相談内容にタイトルをつけましょう。
シンプルに「離婚に関する相談」「相続トラブルについてご相談」などでOKです。
また、メールではなくお問い合わせ専用フォームから連絡する場合、タイトルの入力欄がないこともありますが、その場合でも一番最初にタイトルを入れるとよいでしょう。
それでは続いて、相談の概要を書いていきましょう。
具体的には以下の2つを含めると、相談メールを見た弁護士が「なぜこの人は弁護士へ相談したいと思っているのか」を理解しやすくなります。
・自分が困っていること
・弁護士にどのように解決してもらいたいのか
ここで、メールを書く際に気になる宛名について。
一般的な問い合わせメールでは「ご担当者様」と宛名に書くことが多いですが、弁護士への相談メールの場合は「○○ 弁護士」「○○ 先生」「○○ 様」などと書くのが一般的です。
弁護士が複数在籍する事務所であっても、多くの事務所が弁護士ごとの紹介ページを作成しているので、紹介文を読んで、依頼したい弁護士を指名してみましょう。
相談の概要の次は、分かる範囲でよいので事実関係や詳細を書いていきます。
例えば、旦那の家庭内暴力が原因で離婚したいと考えたときは、暴力をふるわれた日付や、どこにけがをしたか、など、つらい過去を思い出すようで苦しいこととは思いますが、時系列に沿って記録しておくと、暴力が日常的だったことを弁護士へ伝える材料になります。
相手の浮気や不貞による離婚を要求したいという内容の相談の場合、証拠が何よりも重要となります。
そのため、浮気を指摘するだけの証拠としてこんなものを集めました、とメールに記載しておくと、弁護士側も証拠がある前提で手続きを進められるので、スムーズなやりとりが可能となります。
実際に法律相談メールを送信する場合の例文を紹介します。
件名:離婚に関するご相談
○○法律事務所
△△ 弁護士
初めまして。
(相談者の氏名)と申します。
現在、以下のトラブルを抱えており、ぜひ△△先生のお力を貸していただきたいと思い連絡いたしました。
・離婚を考えたきっかけ:旦那の浮気が発覚したため(相手との間に子どもがいるようです)
・家族構成:夫(会社員)38歳、私(専業主婦)35歳、娘(保育園)5歳、息子1歳
【ご相談したいこと】
・離婚手続きの流れ、私のほうで準備すべきこと
・旦那には離婚を考えていることを伝えていないので、どのタイミングで旦那に伝えるのがベストか
・2年前に購入したマンションのローンの残りの支払いは、どういう配分で支払うことになるのか
【浮気の証拠について】
浮気に気づいてから、以下のような証拠を集めました。
・浮気相手と旦那のLINEのやりとり
・浮気相手と旦那が腕を組んでラブホテルへ入るところの写真
【離婚条件の希望】
・親権 2人とも私へ
・慰謝料 300万円
・養育費 15万円 / 月
・財産 折半
以上、よろしくお願いいたします。
(署名)
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1.弁護士の個別ページにある「○○弁護士に問い合わせる」をクリック
2.弁護士へ相談したいことを入力
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2.あなたの投稿を見た弁護士から、「相談に来ませんか?」の連絡が届く
3.「相談に来ませんか?」が届いた弁護士の中から、相談したい先生を選ぶ
相談したい先生を選んだあとは、先生と相談者の間で相談日の打合せをおこないましょう。
※なお、お悩みポストは必ず弁護士から連絡が届くことを確約しているサービスではございません。あらかじめご了承くださいませ。
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