*取材REPORT*  弁護士:島 昭宏(しま あきひろ)

― 「環境問題」を共通のテーマに、社会変革に貢献する―

東京都中央区-アーライツ法律事務所- 弁護士:島 昭宏

*取材REPORT*

現役ロックミュージシャンで、異色の経歴を持つ島先生。有吉佐和子さんの「複合汚染」という本がきっかけで、中学生の頃にから「環境問題」に関心を持つようになったとのことでした。大学卒業後、バンド活動の傍ら、学習塾やカフェの経営、ファッションブランド・音楽レーベルの運営などを経て、41歳になったとき「もっと自分の可能性をフルに活用し、社会変革に貢献したい」と想うようになったとのこと。その後法科大学院へ入学し、48歳で弁護士になられました。

島先生が代表を務めるアーライツ法律事務所は、当初、事務員さんと2人で立ち上げ、現在は4人の弁護士さんと共に法務サービスを提供しています。所属する弁護士全員が日本環境法律家連盟(JELF)の会員・「一般社団法人えねべん」の社員で、「環境問題」を共通のテーマに掲げながら、日々の弁護活動に励んでいるという。

島先生が弁護士になった翌年には、東日本大震災が発生。このことをきっかけに、「エネルギー問題をやるしかない!」という使命感がさらに強くなったとのことでした。東日本大震災以降、原発問題が多く取りざたされていますが、まだまだ課題は山積しており、社会における“仕組みづくり”をはじめとする抜本的な解決が必要だとおっしゃっていました。これからも環境問題に注力するという方針は変わることなく、さらに勢いを増していきたいとお話しいただきました。

また、環境問題と同じくらい…もしくはそれ以上に強く意識されていたのが「児童虐待問題」。近頃のニュースを見て「ここ二日間くらい寝られなくて…ずっと考えちゃって…」「環境問題も大事だけど、これは本当にすぐに解決しなければ!」とおっしゃっていました。「なんとかしなければ!」と思ったら、そのままにしておかないのが島先生。児童相談所職員の方から、実態についてお話をきいたり、セミナーを開催する等、すでに行動を起こしていらっしゃいました。

島先生の事務所には、観葉植物がたくさん飾られていました。ロックミュージシャンでクールな印象の島先生ですが、「緑があると、やっぱいいよね」とお話しされている姿からやさしいお人柄を垣間見ることができました。また、島先生がプライベートで多くの猫を保護し育ててきたこと等を伺いながら動物愛護団体に関するお話でも花が咲き、とても楽しい時間を過ごすことができました。

「環境問題」と一言で言っても、気候変動の問題から、生態系の問題、廃棄物処理の問題など多種多様。また、自分の生活とは直接関係のない“遠い存在”のような感覚をお持ちの方も多いのではないかと思います。しかし島先生とお話をする中で、動物や子供を大切にすること、植物を見て癒されることなど、自分の身近なところにある“思いやり”や“何かを大切に思う気持ち”が「環境を考える」ということにつながるのではないかと考えさせられました。

強い信念と、動物や子供を思うやさしさをお持ちの島先生。すぐに行動を起こすパワフルな活動に、「少しでも力になりたい」と思う方も多いはずです。島先生の活動から、「環境問題」をよい方向へと進めていくネットワークが広がっていくことを願っています。取材のご協力、ありがとうございました。

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