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2024.12.06
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2025.01.10
株との違いって?
【 目次 】
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FXを始めたいけど、何から始めればいいかわからない人もいるでしょう。少額の資金で24時間いつでも取引できるので、多くの人がFXの取引を行っています。FXの取引をしたことのない人でも、基本的なポイントを押さえれば比較的簡単に取引を開始できます。
この記事では、FXの仕組みや流れ、そして株式とどちらが儲かるのかを説明します。
FXは、預けた保証金を担保にして、それ以上の金額で取引できる金融商品です。レバレッジという仕組みが備わっているので、保証金の10倍や20倍、または数百倍もの金額で取引できます。
1倍や5倍などがレバレッジであり、レバレッジを高くするほど利益を多く狙えますが、その反面損失が出たときには、失う金額も大きいです。
土日以外の曜日に取引でき、取引コストが安く、少額から始められます。
FXは「Foreign eXchange」の略語であり、日本語では外国為替証拠金取引と言います。
日本円やドル、ユーロなどが取引商品ですが、金や銀、日経225のような指標、ビットコインの仮想通貨も取引できます。
取引商品の価格は常に変動しており、FXの取引を行うトレーダーは買いまたは売りで商品の売買を行えます。
保有した商品の価格差が損益です。銀行預金の金利のようなスワップポイントが付与されるので、スワップポイントを狙った取引も可能です。
FXは、トレーダー・FX会社・インターバンクの3つで構成されます。インターバンクとは、世界中にある銀行のネットワークです。
FXで取引を行うときの仕組みは、以下の通りです。
1.トレーダーがFX会社で口座を開設し、口座にお金を入金
2.入金したお金を証拠金として使用し、FXの取引を行う
3.トレーダーが注文を出し、FX会社がその注文を受けてインターバンクに流す
4.注文後の保有商品価格の差額によって利益または損益を得る
このような流れになっています。
トレーダーは、保有している商品を決済すると、利益が出たのか損失が出たのか確定します。
例えば、1ドル100円のときに買いで注文を出したとします。
そのときに、1ドル110円になって決済すると、10円の利益が得られます。
FXにはレバレッジの仕組みが備わっています。自己資金である証拠金以上の金額を取引できる仕組みがレバレッジです。
国内のFX会社では最大レバレッジが25倍、海外のFX会社では最大レバレッジが25倍以上を利用できます。海外のFX会社によっては、500倍や1000倍のレバレッジを使うことも可能です。
例えば、証拠金が10万円でレバレッジが25倍としましょう。
このときに取引できる金額は、10万円×25倍で2500万円です。
FXでは証拠金として使う日本円を元に他の通貨を売買します。そのため、ドル円のように通貨ペアを選んで取引していきます。
利用するFX会社が用意している通貨ペアであれば、どの通貨ペアでも取引可能です。
通貨ペアは、取引で保有後にどのように値が動くか予想しないといけません。
値動きを予想して売買していけば、利益を出しやすくなります。
情報を得られやすい通貨ペアのほうが、より利益を得やすくなるでしょう。
FXの初心者であれば、ドル円がおすすめです。毎日アメリカの情勢はニュースで把握することができ、ドル円の値動きは毎日公表されています。そのため、ドルの情報は得やすく値動きを予想しやすいです。
もちろん、ユーロやポンドなどの他の通貨で取引しても構いません。
FXの取引では、さまざまな用語を使用します。ここでは、重要となる用語をいくつか解説します。
証拠金の何倍もの金額の取引を可能としている仕組みがレバレッジです。
仮に1ドル100円のときに、1万ドル分を買うには、日本円で100万円の資金が必要です。
しかし、レバレッジ25倍であれば、100万円の25分の1である4万円で1万ドル分のドルを購入できます。
FX会社ごとに最大レバレッジが決まっており、それ以上のレバレッジは使えません。レバレッジを賭けずに、証拠金のみでの取引、実質レバレッジ1倍でもFXの取引は行えます。
2つの通貨ペアの金利差による損益がスワップポイントです。
2通貨間の金利差が大きいほど、スワップポイントも大きくなります。
FXの取引で通貨ペアを売買すれば、売買したときにしか利益は得られません。
しかし、スワップポイントは通貨ペアを保有している間に毎日発生するので、毎日スワップポイントとしての利益を得られます。
スワップポイントを受け取れるのは、FX会社の営業日のみです。
ただしFXでは通貨ペアを買い、または売りのポジションで保有できます。
どの通貨ペアでも、スワップポイントは買い、または売りのどちらかでプラスとなり、もう一方でマイナスとなります。
通貨ペアを保有して、マイナスのスワップポイントとなれば、毎日スワップポイント分の損失が発生します。
スプレッドは、売買する通貨ペアの価格差です。
ドル円を売買するとして、買いのレートが1ドル110.900円、売りのレートが1ドル110.905円とします。
このときの価格差は0.005円、つまりは5銭の価格差となり、スプレッドは5銭です。
スプレッドが発生するために、仮にトレーダーがある通貨ペアを買って、すぐに売ったとしてもスプレッド分の損失が発生します。
FXの取引では、大きな利益を得られる可能性がある反面、大きな損失を被る可能性もあります。損失額が大きいと、トレーダーが用意した証拠金はすべてなくなるかもしれません。場合によっては、用意した証拠金以上の損失が出るときもあります。
そこで、トレーダーの損失拡大を防ぐために用意されている仕組みがロスカットです。
ロスカットは、証拠金額が指定額以下になると強制決済します。強制決済によって、トレーダーが保有する通貨ペアをすべて決済し、それ以上損失が拡大しないようにします。
FX会社ごとに、証拠金が何%以下になるとロスカットすると決められています。
例えば証拠金が20%以下になるとロスカットというルールの中で、証拠金額が100万円であれば、20万円以下になるとロスカットされる仕組みです。
FXを行うときには、最初にFX会社で口座を開設します。口座を開設した後は、入金すると取引を始める準備が完了します。
ここでは、どのような流れで取引を行っていくのか見てみましょう。
利用したいFX会社を探します。
FX会社ごとに、取り扱う通貨ペア、手数料、最小取引単位などが違うので、それぞれを確認して使いやすそうな会社を選びましょう。
口座開設はオンラインで行えます。開設後には本人確認が必要であり、身分証明書や住所を確認できる書類を提出しましょう。
本人確認が終われば、口座開設は完了です。
口座開設が完了したら、次は入金します。
FX会社ごとに入金で使える決済方法が違いますが、銀行振込や電子ウォレット、仮想通貨などで入金可能です。
ちなみに、どのFX会社でも入金で使った決済方法でしか出金できません。
そのため、出金のことを考えてどの決済方法で入金するか決めた方が良いでしょう。
使いにくい決済方法だと、出金したときにお金を引き出すのに苦労します。
無事入金できれば、取引ができる状態となりました。
FXの取引を行うには、通貨ペアを選びます。
ドル円やユーロ円、豪ドル円、トルコリラ円、ユーロドルなど何種類もの通貨ペアから、取引を行う通貨ペアを選べます。
FX初心者でもどの通貨ペアを選んでも問題ありません。通貨ペアが決まったら、1回に売買を行うときの取引量を決めましょう。どのFX会社でも、最小で0.01Lotから取引できます。
例えば、1Lotが10万通貨だと0.01Lotは1000通貨です。
FXではMT4/MT5を使って自動売買を行えます。自動売買はMT4/MT5対応のFX会社のみで可能です。
日本のFX会社は対応しているところが少ないですが、海外のFX会社だとほぼ対応しています。
自動売買を行いたいならば、MT4/MT5対応のFX会社を探してみると良いでしょう。
FXも株も投資であり、どちらも自己資金を元に金融商品を売買していきます。
どちらが儲かるか、FXと株それぞれについて説明します。
FXはスキャルピングトレードの超短期取引から、スイングトレードの長期取引まで行えます。どちらかというと、FXは短期で設けるのに適した取引方法です。
取引で使用する通貨ペアの値動きが激しいため、短期で利益を狙う場合が多いです。
そのため、短い期間で儲けたいならばFXがおすすめです。レバレッジが使えるため、少額の資金の何倍ものお金で取引できる点は魅力でしょう。
株はFXほど、1日の値動きが激しくありません。また、1回の最小取引単位である株単価が決まっており、100株や1000株などと銘柄ごとに単位が違います。
そして、FXのようにレバレッジは使えないので、通常は自己資金の何倍ものお金で取引することはできません。中長期で利益を狙う場合が多いです。
そのため、長い期間をかけて利益を狙いたいときにおすすめの取引方法です。
信用取引を行えば、自己資金の何倍ものお金で取引できますが、初心者は安易に手を出さない方が良いでしょう。
FXはドル円のように通貨ペアを取引する方法です。レバレッジが使えるので、自己資金の何倍ものお金で取引していくことができます。少ない資金でも取引して、利益を狙うことが可能です。
取引を行うならば、FX会社の口座を開設する必要があります。日本で利用できるFX会社はいくつもあるので、良さそうな会社で口座を開設してください。
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